読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニートがクレジットカードの案内業務のバイトに行ってきた話

バイトと副業 日雇い

どーも、ニートです。

 

最近では日雇いバイトと肉体労働ばかりしていたので、「元院生のくせに脳みそまで筋肉で出来てんのかよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

関連記事:ニートがゴミ収集補助のバイトに参加してきた話

 

当たらずとも遠からずなのですが、ここで溜まりに溜まった汚名を返上しておく必要があります。汚名を挽回することになるかもしれませんが、今さら泥がついて傷つく名誉も無いのでどうということはありません。

 

そこで、今回ニートがアルバイト募集サイトの『バイトル』を使って参加してきたのは「クレジットカードの案内業務」。要は、お客様に大手企業が発行するクレジットカードのご案内をして、クレジットカードの登録を促すバイトの事です。

 

このクレジットカードを発行してもらうことによって、企業はお得意様を作り、お客様は普段利用する店舗でお得にショッピングなどができるようになるわけです。

 

名目上はウィンウィンの関係で行われるこのバイトについて、今回もダイジェスト形式でその内容をお伝えします。

 

 

某日前夜 PM6:00~9:00 バイト前研修

クレジットカードそのものや、カードの発行に伴いどのような情報が必要なのかをみっちり叩き込まれる。Powerpointで作成されたスライド200枚の紙束をたった3時間で覚えろというのだから、なかなか無茶な話である。

 

ニートはクレジットカードを一枚も持っていなかったので、カードについては何の予備知識もなく、この作業が本当に大変だった。

 

既にカードを持っている人にとっては既知のことだが、クレジットカードの申請には金銭面の審査が必要である。当然ニートがカードを持てるわけもない。無職に貸す金など、この世のどこにもないのである。

 

研修の際、リーダーが「カードを持ってる人いる?」と研修生に問いかけた。ニートを含めた皆が首を横に振ったのだが、リーダーは苦笑しながら「そうだよね、みんな学生だもんね」と気遣ってくれた。「学生ではなくニートだ」とは言えない。

 

ニートになると他人の気遣いの心にすら傷つくらしい。難儀な生き物である。傷心した心をごまかすために、ちょっとした小冊子よりも厚い紙束との格闘を続けた。当然、研修中に覚えきれるものではなかったため、本戦よりもロスタイムの方が長い戦いになってしまった。

 

ちなみに、運悪くニートは全ての業務を1人でやってくれと言われたが、普通の新人は契約にまでは触らず勧誘の業務だけ担当するので、研修時点で覚えることはそれほど多くない。単純にニートが「不運と踊っちまっただけ」なのである。

 

某日 AM6:00~AM9:00 通勤時間

クレジットカードの案内を行う店舗は、ニートの家から地下鉄とJRを乗り継いで1時間30分ほど移動した場所にある。通勤・通学で30分以上の時間をかけるなど人生で初めての経験であった。今回はシャツとスラックスという少しだけパリッとした恰好での通勤。

 

道に迷う可能性も考え、1時間以上の猶予を持って家を出掛けた。結局、案の定道に迷って合計3時間近くもうろうろしたので、この選択は大正解であった。人生の道にも街中の道にも方向音痴なのは治らないらしい。

 

AM9:00~PM5:45 ひたすらカードの案内

クレジットカードの案内業務は、覚えることこそ多いがやることは単純。「客の勧誘⇒ブースに来てもらう⇒契約書を書いてもらう」のスリーステップで、少なくとも何をやるかが分からなくて困るということはない。

 

ただ、何をやればいいのかは分かっても、どうやればいいのか分からず、現場が刻一刻と変化していくのが接客業。当日になって、店舗で利用されているクレジットカードには、研修で案内されているものとは別の競合他社のものが何種類かあることが突然知らされた。

 

それらとの違いについて説明しなければ、今回案内するカードのメリットも話せないので、またスライド数十枚程度の資料を10分ほどで頭に叩き込むことになった。

 

初日は「今回お勧めするカードがどんな特徴があるか」「他のカードとの違いは何か」「ポイントカードとの併用が可能か」「契約書はどう書いてもらうか」「契約書の不備の全てのパターンとその対応策」etc……と、頭で考える事が多かったため、客がいない時でもひたすら頭をフル回転させていた。正直かなりしんどかった。

 

ただ、この時最も重要なのは、実は契約法でもなんでもなく「客をいかにブースに呼ぶか」なので、それ以外はそこまで重要ではない。最悪、困ったらマニュアルを読めばいいのだ。

 

基本的に、ブースに来てもらいさえすれば契約は完了したも同然なので、いかに勧誘するかが最重要。よく使われる断り文句は「今急いでるから」「カードばっかり増えても仕方がないから」「クレジットカードは怖いからねえ……」というもの。

 

この辺りへの応答は基本的なものとして教え込まれるぐらいなので、実は断り文句としての効果は薄い。実際、これらの断り文句を言われた客でも対応次第では普通に契約までしてもらえる。

 

最もきつい反応は「いらん」という、怒る寸前の冷たい反応である。一応、最低でも二度は勧めるようになっているのだが、この反応をされると一気に二度目のお勧めをする気持ちがなえてしまう。不幸中の幸いというか、こういった客はほぼいないのがありがたい。

 

このバイトをする前までは一番怖かったのがクレームだったが、意外とクレームらしいクレームはなかった。というより、むしろぐちぐち多少の文句をつける客の方が意外と成約まで持って行きやすい。

 

「これがツンデレか」という微笑ましい気持ちと同時に、「確かに現実のツンデレに萌えはしないな」と改めて実感した。しかもおじさんの方がツンデレ率が高いという余計なオプション付きだ。

 

一番驚いたのは「〇〇さん(店舗名)はいつも接客が良いから、悪いことには使わんだろうしね。いいよ」というお客さんも地味にいたこと。勧誘の腕がどうこうよりも、それ以上に、こういった時に効果を発揮するのは店のブランドである。

 

昼ごはんは店舗側が用意してくれた、Hotto mottoの『幕の内弁当(和風)』だった。

 

f:id:nyarumeku:20141125033824j:plain

 

3日間働いたのだが、その間は毎日店舗側がお弁当を用意してくれた。本当にありがたい。ある日などは「これでジュースでも飲みなよ」と店長が小銭を渡してくれたこともある。

 

客に優しい店舗はスタッフ間の関係も良いのかもしれない。「こういう職場で働けたら楽しいだろう」という思いと同時に「この店舗の売り上げに貢献したい」と思わせてくれる職場だった。

 

 PM5:45~6:00 締め作業

 最後は今日のバイトで何件声を掛けたか、何件成約できたかなどを計算し、本社の方に送って終了である。意外とこの作業が面倒なもので、この説明の理解にも20分を要した。まあ、個人情報を取り扱っているのだから仕方ない。

 

一応ノルマは設定されていたが努力目標に近いので、基本的には達成できなくとも何かを言われることはないし、給料に反映されることもない。だからと言って、あまりにもやる気のない態度だと、エリアリーダーにつつかれる。実際、バイトの大多数は明らかに途中からやる気のない態度になるらしい。そんなものなのかもしれない。

 

「次回のキャンペーンも予定が合ったらぜひ来てね」と言われたが、今は同じバイトを二度やるつもりもないので、やんわりと予定が詰まっていることを伝えた。もちろん本当の予定は未定である。予定が詰まっていればニートなどやってはいない。

 

総括

クレジットカードの案内業務に関してはバイトをやる前からたくさんの不安があったのですが、意外とどうにかなります。例えば「色々と覚えきれるだろうか」「お客様に上手く対応できるだろうか」「クレームなどはないだろうか」「ノルマはないのか」etc……。

 

これらの点に関してエリアリーダーの方から言われたのは、「丁寧に対応して、何よりも頑張っていることが大事」ということ。何かをできることよりも「頑張っている姿勢」を見せる事の方が意外と評価されるので、能力面での不安を抱えている人でも大丈夫だと思います。

 

一番止めて欲しいのは機械的に業務をこなすことや、やる気のない態度を見せることだそうです。基本的にカードの案内をするスタッフは店舗のスタッフとは無関係で、カード会社から派遣されるので、案内スタッフがやる気のない態度だと店舗との関係まで悪くなってしまうのかもしれません。

 

まあ、もっと上の上司からは「“結果”を出す」よう言われるのですが、その辺りのごたごたを調整するのはエリアリーダーなので、バイトは自分なりに頑張れば良いと思います。もちろん、最高なのは頑張ったうえで結果も出す事なのでしょうが、その辺りは“努力目標”ということで。

 

関連記事:ニートが日雇いバイトのサイトを比較しておすすめ5つを決めるよ