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ニートが選挙の出口調査のバイトに行ってきた話

バイトと副業 日雇い

どーも、ニートです。

 

皆さんは選挙に行かれたことがありますか?

 

もし、選挙に行かれたことがある方であれば、投票を終えた後に「〇〇社ですが、出口調査にご協力いただけないでしょうか」と声をかけられたことがあるかもしれません。

 

実はあれって、新聞社やTV局の社員ではなくバイトがやっているんですよね。ニートも今回、はたらこねっとを介して派遣登録し、期日前投票の出口調査のバイトに参加してきたので、今回はこのバイトについてダイジェストでご紹介したいと思います。

 

某日前日 PM2:00~4:00 説明会

今回応募したのは、「労働時間が一番長い代わりに最も時給が良い会社」と噂の某社だった。「期日前投票の出口調査の仕方について説明を行う」と言われ、某社の一室に、既に選考を通過してきた数十名の日雇い派遣社員たちが集められた。

 

ただ、日雇いと言っても、これまでニートが参加してきたようなメンバーとは大きく雰囲気が異なる。一言で言えば「今回の参加者はみなホワイトカラーの社会人っぽかった」ということ。

 

まず彼らの恰好も、オフィスカジュアルは当然としてスーツの参加者がちらほらいる。特に何も言われることはなかったが、自分の恰好を見下ろし、さすがにジーパンは不味かったかと後悔した。

 

また、明らかに20代と分かる参加者は4,50名の参加者のうちニートを含め2,3名ほどで、みな言葉づかいがしっかりしていた。投票当日の他社の調査員も30代以上の方しかいなかったので、調査員は意外と狭き門らしい。社のブランドを背負って調査するのだから当然か。

 

とはいえ、選考が厳しくとも作業自体が難しいというわけではない。内容は単純なもので、「出口でアンケートを取る→アンケート結果を集計→アンケートデータを本部へ送る」の3ステップである。これを休憩をはさんで数サイクルほど。作業自体は誰にでも出来る。要は見た目の清潔さと印象の問題である。

 

余談だが、アンケート収集の方法を聞いて「もし自分が新聞社を一社だけ選ぶなら、この会社のものを購読しよう」と思った。少なくとも、当日のデータの取り方を他社から見聞きした限り、ランダムサンプリングを意識してデータを取っていたのは、この社だけだった。

 

逆に言えば、大多数のメディアの出す数字とはどれほど恐ろしいものであるかも分かる良い経験だった。

 

某日 AM8:30~PM7:30 アンケートの収集

選挙の出口調査は、どの新聞社(あるいはTV局)に雇われるかによって、また、どの現場に配置されるかによって、その業務時間も、給料も、環境も、内容も大きく変わってくる。

 

当然だが、新聞社によって時給は大きく違うし働く時間も大きく違う。一方で労働環境に関して、市役所の外と中のどちらで作業できるかは役所の判断による。運の悪いことに、ニートはこの寒空の中、外でアンケートを取る場所に配置されてしまった。

 

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運の悪い時はどんぞこまで落ちるもので、当日は雪が降り出した。神様、ニートが何かをしただろうか。さらにその後、雪と一緒に強風まで吹いてきたのだから救われない。人に神はいても、ニートに神はいないことが分かった。

 

そのため、休憩はコンビニなどよりも少しでも暖かくゆっくり座れる場所が欲しく、ケンタッキーで過ごした。あまりの寒さに「カーネルサンダースのあのひげって暖かそうだな。マフラーみたいだな」と、訳の分からない想像が頭をよぎったが、特に意味はない。

 

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ケンタッキーもいくらファストフードでは良い方とは言え、決して上等な食事とは言えない。それでも暖房が効いていれば、そこは天国も同等である。1人身の男の幸せな気分に水を差すクリスマスソングの愉快なメロディを除けば、十分に快適な環境と食事であった。

 

また雪風の舞う、吹きっさらしの外に出るのは辛かったが、カーネルおじさんの守護があれば怖いものはなかった。

 

アンケート収集の一番良かった点は「有権者が拒否したら潔く引くこと」が徹底されていたことだろうか。クレジットカードの勧誘のバイトでは、「拒否されても、最低でも2回は案内をすること」が義務だったため、なかなか心理的に負担の大きなバイトであった。

 

 

それに比べて、今回のバイトでは、基本的に出口調査と言って嫌な顔をする人は多くない。特に女性よりも男性で、若い人よりも高齢者で回答を渋る人は少なく、むしろ快く回答してくれる人も多かった。「寒い中、ご苦労様」の一言に凍えたニートの心が救われた。

 

アンケート収集も序盤の方は上手く行っていたが、段々と時間が経つと他社の調査員も増えだした。中盤には新聞社・TV局合わせて7,8社ほどが調査対象者を奪い合う状況になった。

 

奪い合うとは言っても、「各社が声掛けをできる有権者の人数が少なくなる」という意味であって、文字通り争うわけではない。お互い何も声を掛けずとも、「さっきウチが声を掛けたから、今度はあんたのトコね」というルールが暗黙のうちにできあがる。

 

ただし、例外も存在する。この時、他社のアンケートに既に応えた人も調査対象に含めるかは会社によって判断が異なるのだ。

 

「とにかく数を取れ」と上から言われている社もあるようで、そういった社の調査員は他社のアンケートに応えた人でも片っ端から声を掛けていた。まるでハイエナのようだと言うのは、調査対象にも同業者にも失礼であろうか。

 

ちなみに、他社のアルバイトと仲良くなっておくと、相手が自然に譲ってくれたり、暇な時間を会話で潰せたりするので、意外とお得である。特にニートは他社の後に声掛けが出来ないので、必ず一番の声掛けをもらうように相談した。有権者だけでなく同業他社とのコミュニケーションが意外と重要なバイトである。

 

とはいえ、もちろん有権者とのコミュニケーションが一番大事なことに変わりはない。

 

アンケートを求める際、中には「メディアの人がこういう調査結果を報道して選挙結果をかき乱しちゃいかんよ」という批判をしてくる人も数名いたが、そんな時は必殺「私はアルバイトですので分かりません」が炸裂する。悪いのは全てお上のせいであってニートのせいではない。

 

むしろ個人的には彼らと意見を同じくするものだが、今のニートは金で雇われた社会の犬である。犬に人間様の考えることなど代弁できるはずもない。幸いなのは、「〇〇社の人間か!」と怒ってくる人はいなかったこと。社に対するイメージが悪くなくて良かったものだとほっとした。

 

PM7:30~7:40 データの集計&撤収作業

集計とはいえ、ニートがやることはスマホを使って、入力されたデータを社の方に転送するだけである。この時、どれだけ早くデータを入力できるかによって、バイトの終了時間が変わってしまうので、できるだけ素早くデータを送信する。

 

スマホアプリで鍛えたニートのフリック入力が火を噴いた。誰かとメールのやりとりをすることで身についた能力ではないところが哀愁を漂わせるが、役立ったのだから、あの日の経験は無駄ではなかったのであると思いたい。

 

総括

このバイトに必要なものは「丁寧な言葉づかいと受け答え」、「業務の上で初対面の人と話すことに抵抗がないこと」でしょうか。後、休憩をはさみはしますが、一日中立ちっぱなしなので、地味に「体力」も必要です。

 

時給も待遇も圧倒的に他のバイトよりも良く、一日で2万円近くもらうこともできますが、その分決して“楽”とは言い切れません。まあ、ではメチャクチャきついかと言われるとそうでもないので、“普通のバイト程度にはきつい”というのが個人的な感想です。

 

話し相手がいるだけ、ニートにとっては交通量調査などのバイトよりも気分が楽だったかもしれません。

 

 

ちなみに、出口調査のバイトを見つけるコツは、選挙の2、3週間前からネットでバイトをチェックすることでしょうか。はたらこねっとリクナビ派遣あたりなら見つかる可能性が高いと思います。

 

ただ、ネットに出回っている情報だけが全てではありません。田舎の方で新聞社の選挙関連のバイトをやったことがありますが、そちらの場合はネットに情報を流さず、派遣会社も通さず、完全にコネで回ってきたバイトでした。

 

いずれにせよ、この程度の給料をもらえるバイトとしては、かなり条件が良く、ものすごく人気のバイトなので、見つけたら即応募するぐらいの気持ちの方がいいでしょう。

 

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