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ニートが選挙の開票作業バイトに行ってきた話

バイトと副業 日雇い

どーも、ニートです。

 

選挙を何度も繰り返す国というのは、国単位からみれば好ましくないことに違いはありませんが、日雇いアルバイターにとっては稼ぎ時でもあります。

 

先日までは出口調査のバイトに参加してきましたが、今回ははたらこねっとを通して、開票作業の補助のバイトに参加してきました。

 

 

開票作業とは、文字通り皆様が投票された票を開票する作業のことです。実はあれって、場所によっては市の職員などに加えてバイトも参加しているんですよね。

 

今回は、このバイトについてダイジェストでご報告します。

 

某日 PM7:00~8:30 出勤

地下鉄とJRを乗り継いで4、50分ほどの駅から、開票作業を行う会場まで夜の散歩。スマホの地図アプリを見下ろしながら現地へと向かう。夜のお仕事とはどうしてこんなにもやる気が起きないのだろうか。

 

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ふらふらと歩いていたところ、見知らぬおじさんに車の中から話しかけられ「〇〇はどこですか?」と、これから行く現場の名前を告げられた。この人も開票作業仲間だろうか。困った時はお互い様と言うし、ここで会ったのも何かの縁だろう。出来る限り丁寧に道を教える。

 

すると、当のおじさんに「よかったら車に乗っていきませんか?」と聞かれた。人の好意を無下にするものではない。小雨も降っていたことだし、ありがたくその申し出を受け、会場まで送ってもらった。情けは人のためならずとはよく言ったものである。

 

PM8:30~9:30 現地待機

ニートが現地の体育館に到着した時にはすでに大勢の人がごった返していた。開票は9時半から行うということで、壁に寄って1時間ほど待機。この時間にも給与が発生しているのだから不満はない。むしろ壁になる勢いで端へ寄る。

 

待機中はそこら中にいる市の職員やメディアたちを眺めていたが、たくさんの投票箱を抱えた人間たちが右へ左へと走り回っている。がやがやとした話し声に時折怒声が混じる。まるで、コンサート開演間近のホールか、大手デパート物産展の様相だ。

 

その姿は、ある意味体育館という場所を正しく利用していると言えるかもしれない。人ごみが苦手な人ならば、この雰囲気だけでも人酔いしてしまう程の人間がひしめきあっていた。

 

途中、「会場にタクシーは何台来てますか!?」「タクシー、後10台呼んで下さい!」といった声が聞こえてくる。なるほど確かに、選挙でふところが潤うのは何も日雇いアルバイターだけではないのか、と納得した。

 

PM9:30~AM1:00 開票作業&点検

9時半になると会場が解放され、一気に開票作業員たちがなだれこむ。何十台ものテーブル群をそれぞれのグループで囲み、エリアごとに開票していく。今回、ニートたちが開票したのは衆議院選の方ではなく、最高裁の国民審査である。

 

白票、全員不信任、特定の裁判官だけ不信任、無効票etc……といった具合に大体6パターンほどに分けて票を分類していくのが主な作業。最初は少し戸惑うが、すぐに慣れる。

 

ニートたちが票を分類していく紙の音と、分類された紙の枚数を数える機械のガガガガガという大きな音だけが体育館内に木霊する。多少の私語はあるようだが、基本的には黙々と作業が続けられた。

 

「アルバイトが開票をしてもいいのだろうか」と作業前は考えていたが、作業中はずっと選挙管理委員が後ろから見張っている。少しでも不審な動きをすれば、すぐに声をかけられるので、少なくとも不正を行うのは難しい。セキュリティはしっかりしているようだ。

 

そして、分類作業が終わったら今度は第一点検と第二点検を行う。先ほど開票した分類が本当に合っているかを二回、異なる人によってチェックされるのだ。まあ、何と入念なことと思ったが、国民の今後を占うイベントである。それも当然か。

 

AM1:00~ 帰宅

当然と言えば当然だが、この時間すでに公共交通機関は一切動いていない。片道30km程度だったので、帰りは当然徒歩で帰ろうと思っていたら、なんと行きに車に乗せてくれたおじさんが途中の駅まで送ってくれるらしい。

 

行きの車の中で帰りは徒歩であることを伝えていたのだが、それを不憫に思ってくれたようだ。諸手を上げて申し出を受け入れた。

 

おじさんと別れを告げ十数分歩いたころ、腹の虫がどうにも主張し始めた。そう言えば晩飯を食べていなかったので、どこか適当なところは無いかと探していると博多ラーメンのお店を見つけた。

 

なぜ深夜のラーメンの香りとは、あんなにも暴力的に欲望に訴えかけてくるのだろうか。理性は一瞬たりとも持たず、油膜の浮いた熱いラーメンをむさぼった。帰路のためのエネルギーを確保するには十分すぎるほど美味い一杯であった。

 

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総括

開票作業のバイトは基本的にかなり楽です。やることは票を分類し、分類が合っているかをチェックするだけなので、小学校低学年の子どもでもできると思います。また、体力なども全く必要ありません。

 

時給は1000円程度と選挙関連のバイトにしては安いですが、作業量からすれば破格の値段だと思います。しかも、基本的に深夜にしか行われないので25%の深夜手当がほぼ必ず付きます。

 

ただし、作業時間そのものが、長くても4時間程度であること、電車の動いていないような深夜に行われることの2点から、近所で行われる時以外にはあまり効率の良いバイトとは言えないかもしれません。

 

同時刻には「開票速報の補助」という、メディア側に雇われて、開票作業を体育館の2階から双眼鏡等でチェックするバイトもあるので、そちらの方をお勧めします。以前ニートが働いた時は拘束4時間中、実働1時間で、弁当付き一万円でした。

 

開票作業にせよ、時給としてはかなり割が良いことには違いないのですが、やはりメディアの給与には勝てませんね。

 

ちなみに、開票作業の求人の多くは派遣会社の方を通して雇用されるようですので、やってみたいという方はリクナビ派遣テンプスタッフなど大手の派遣会社に尋ねるか、はたらこねっとなどの検索サイトで探してみるとよいでしょう。

 

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