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学会運営の単発バイトに行ってきた話

日雇い バイトと副業

先日、学会運営のバイトに参加してきました。私も一時期はニートをやっていたとはいえ、まがりなりにも大学院にいた身。学会には慣れ親しみもありますし、興味関心も強いので、学会運営のバイトと聞いて即座に応募してみたわけです。

 

このバイトははたらこねっとで見つけてきました。

 

学会運営のバイトは比較的時給が高く、先生たちへの応答が丁寧ならそれほど覚えることもないので、お金の無い私にとっては非常にありがたいバイトでもあります。今回、そんな学会バイトに行ってきたので、その体験をダイジェスト形式でご紹介したいと思います。

 

某日前々日 18:00~18:30 某所

面接を行うということで、ビルの一室に私を含め、たくさんの人間が集められた。参加者の年齢は20~30代前半といったところ。やはりイベント系のバイトは若い人が多い。異彩を放つヒゲのお兄さんが1人いたものの、落ち着いた雰囲気の人、特に女性が多かった。肩身の狭い思いをしながら、部屋の隅っこに座りつつ説明を受ける。

 

説明担当の人曰く、学会運営のバイトは非常に人気が高いので、必ずしも全員が働けるわけではないとのこと。しかも、今説明を受けている以外の他の時間にも応募者の面接があるそうだ。

 

なるほど、どうやらここにいるメンバーから振るいにかけられるらしい。ぐるりと見渡し、他のメンバーの顔をうかがう。「まず確実に、あのヒゲのお兄さんは選考から漏れるだろうな」と勝手に当たりをつけ、自分の面接に臨んだ。

 

結果は採用。特に質問があったわけでもないので、見た目がまともか、日程は全日程入れるか程度のことしか見ていないだろう。やはりというか、ヒゲのお兄さんは落ちていた。ヒゲはだめだよ。

 

ちなみに、学会運営のバイトは英語ができると時給アップという特典が付きやすい。こんな時には、もっと英語を真面目にやっておけばという思いが湧いてくるが、後悔先に立たずである。Yes, No, Sorry, Thank youしか言えない身の上を恨むばかりだ。

 

某日前日 14:00~18:00 学会会場

学会運営の前日に学会の行われる会場に集められた。学会運営の説明をするとのこと。会場のレイアウト、各担当の振り分けなどが行われ、学会に来場される方は“お客様”ではなく“先生”と呼ぶように注意することを指導された。学生の中には、メールで「〇〇様」と送る者もいるが、教職の人間に対する最大の敬称は「〇〇先生」である。これが意外と知られていない。

 

一方、私は“お客様”より“先生”という単語の方が言い慣れた身分である。言い間違えるはずもない。ボーっとしながら、「そう言えば、自分が大学院生の時、学会で先生と言われるのがたまらなく嬉しかったな」と思いだしつつ説明を聞き流していた。

 

振り分けは主にクローク(荷物預かり)、受付、会場内誘導、会場外誘導、アナウンス、全体補助の6つに分かれる。私は主に会場内の誘導に振り分けられた。雨が降るかもしれない会場の外と、先生や上司の雷が落ちるかもしれない会場内ではどちらの方が楽だろうかと思いながら、前日の説明が終了した。

 

某日 7:30~17:00 学会運営

仕事の完遂に大事なのは朝のエネルギー補給である。「カレーは朝ご飯に最適」という、10年ほど前に流行った健康番組の噂を思いだし、セブンイレブンのバターチキンカレーと野菜ジュースを腹の奥に流し込んで会場へと向かった。

 

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さすがに朝からバターは重たかったことを後悔しつつ、諸先生方の会場内誘導を開始。基本的には、各部屋でシンポジウムが行われれば先生を部屋の中に誘導し、シンポジウムが始まったら休憩を取り、終わったらまた誘導といったサイクルをこなすだけである。楽なものだ。

 

それにしても、学校の成績が良ければマナーも良いと言っていたのは誰だったか。もちろんそんなことはない。

 

倫理学を学んだ人間が倫理的とは限らないとは言うが、大学教授だからといってモラリティに優れているわけではない。会場内に残された各種ゴミ類をポイポイとゴミ箱に投げ入れて、会場の列になかなか並ばない先生方を並べていると、そんな考えがふと頭をよぎった。

 

また、学生は講義に対して積極性が無いと言う先生も多いが、シンポジウムの発表データの提出が期限ギリギリだったり、決められた発表時間を余裕でオーバーしていたり、部屋の前の席を空けて後ろに率先して座る先生方を見ていると、学会中は先生方もそれほど学生と変わらないなと微笑ましい気持ちになった。

 

ちなみに、先生方の発表時間が遅れるのとともに、進行スケジュールが押して社員スタッフの不機嫌バロメーターがうなぎ上りになっていくので、その点には注意しなければいけない。うまく社員の怒りを鎮める協調性と、どうしようもない時には触れない察知力が必要だ。

 

とは言っても、基本的に学会は大きなトラブルもなく淡々と進んでいくので、つい雑念が頭の中を埋めてしまう。楽だから良いと言えばそれまでだが、私は門外漢であるし、よく分からない話にひたすら耳を傾ける作業も楽しいわけではないのだ。

 

「こんなに小難しい話をしている先生方でも女子学生と不倫をしているんだろうな」と過去の先生を思いだし、暇をつぶした。もちろん大多数の先生は誠実だし、紳士的であるし、倫理的である。あくまでほんのわずかな少数派の話。

 

それでも、少数派が印象的なのも事実であるし、散らかったゴミを捨てる作業が面倒なのも事実である。私だって表面上は誠実で紳士的に振舞っているのだから、妄想の中で楽しむ程度のことは許していただきたい。

 

他のバイトよりも若干お値段の高そうなお昼ご飯を食べて、午後の時間も同じように妄想を繰り広げ学会のバイトが終了した。

 

総括

学会運営のバイトは、内容としては非常に楽です。受付は追加で覚えることがあり、クロークは特定の時間に対応が増えるので、多少忙しく感じる部分があるかもしれません。とはいえ、全体を通してみれば、やはり他のバイトに比べてかなり楽だと思います。基本的にルーチンワークですしね。

 

また、最低でも3,4日間は勤務する必要があるので、収入としてもけっこうガッツリ見込めます。

 

その代り、ちゃんとした言葉づかいが求められますし、きちんとしたマナーや服装が求められます。そのせいか、私が話したところでは社会人経験のある人しかいなかったようにも思います。

 

学生を取らないということは無いでしょうが、単発バイトの面接だからと気を抜かず、丁寧な言葉づかいと、私服でもキレイめの服装を心がけた方がいいでしょう。ヒゲは落とされます。

 

はたらこねっと以外では、ショットワークスなどにもいくつか求人があるようなので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。

 

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