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選挙の開票調査の日雇いバイトに行ってきた話

日雇い バイトと副業

選挙バイトと言えば、日雇いや単発のバイトの中では高時給の仕事の代名詞と言っても過言ではありません。とはいえ、基本的には選挙のある期間だけしか求人はありませんし、日雇いバイトか単発の派遣でしか募集されないので、機会を逃すとまた次の選挙まで待たなければなりません。

 

そんな応募が難しい選挙バイトですが、その中でも開票調査のバイトは、新聞社やテレビ局などに雇われるので給与も良いという貧乏人にはとてもありがたいバイトでもあります。今回ははたらこねっとを介して運よく応募できたので、その様子をダイジェストでご紹介したいと思います。

 

某日 18:00~20:00 仕事説明&待機&移動

選挙の開票日当日、新聞社の一室に総勢30名ほどの人間が集められ、説明会を受けた。

 

「皆さんにこれからしていただく作業の結果は、テレビや新聞の選挙速報の結果に使われます。ある程度データが集まったら、統計的な予測をもとに候補の当確予想などを出していくことになります」

 

なるほど、選挙速報などどうやっているのかと思っていたが、確かにある程度のデータがあれば予測は簡単に違いない。1人でうんうんと頷いていると、新聞社の方から詳しい作業内容の説明が。作業のプロセスは簡単に言えば以下の通り。

 

1.  2人1組(嫌な響きだ)でペアを組む

2. 1人は双眼鏡で開票状況を覗き、誰に票が入ったかを口頭で報告

3. もう1人はその数字を聞きながら、候補者の欄に正の字でカウントしていく

4. 誰か1人の候補に20票入った時点でカウントをやめ、新聞社の人に伝える

 

基本的には、小学生でもできるような簡単な作業である。しかも、新聞社の方で3人ほどの当選予想を出しているらしく、その3人に入った票を主にカウントすればよいので、名前を覚える手間も必要ない。

 

それにしても、一般市民の間でも適当な当選の予想はしているが、新聞社がそれほど正確に当選者の予想をしているとは恐れ入った。出口調査の結果がムダでは無かったと知れただけ嬉しいものである。

 

ニートが選挙の出口調査のバイトに行ってきた話

 

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最後に、誰がどの現場に行くかを告げられ、作業説明自体は30分ほどで終了。手持ちぶさたにしていると、お茶とお弁当が支給された。少しでも出費を抑えたい日雇いの現場としては、なんともありがたい。私の腹より太っ腹である。

 

支給された幕の内弁当をありがたくむさぼりスマホをいじっていると、作業開始30分ほど前に待機時間の終了が告げられた。新聞社の腕章を腕に巻かれ、4人ほどのバイトが一斉にタクシーへと詰め込まれ、県内の各会場へと移動した。

 

20:00~21:00 選挙の開票調査

選挙の開票作業は体育館で行われるということだったが、体育館の外にはもうほとんど人がいない。なんでも、すでに開票作業は始まっており、ほとんどの人は体育館の中に入っているそうだ。

 

私たちも遅れじと中に入っていく……わけにはいかない。選挙の開票作業員と監理委員以外は1階には立ち入り禁止なので、腕章を選挙管理委員に見せつけるように呈示し、体育館の2階へと入っていく。するとそこには、私たちと同じように、様々な新聞社やテレビ局に雇われた開票調査のバイトが集まっていた。

 

他のメディアとはある程度距離を取り、いよいよ2人1組を作って作業開始。私は双眼鏡で選挙の開票作業を覗き見る担当についた。意外と字がきたなくて、候補者の氏名が分かりづらい。それ以前に、私たちメディア側を気にして開票してくれるわけではないので、ものすごく見づらい。

 

視力は2.0で問題無い方だとは思うが、何度かは候補者の名前を見逃してしまう。ある程度は仕方がないので、適当に数をさばいて「〇〇、××、△△」と、候補者の名前を見つけるたびに独り言のようにつぶやいていく。

 

もちろん独り言ならば不気味なものだが、隣ではどの候補者に数字が入っているかをつぶさにメモしてくれるペアがいる。体育館の中に響くのは、私たちの候補者の名前の連呼とガガガガという開票の機械の音だけ。こんなに静かな環境で勉強できれば受験生も試験には落ちるまい。

 

候補者の名前がある程度たまったら、候補者の名前を記入していた担当のバイトは、その用紙を持って走って会場外の新聞社の人間のもとへいく。会場内にはケータイを持ち込めないため、担当者は外で待機しているのだ。1階と2階の往復は楽なことではないだろう。走っていくペアの後ろ姿をながめつつ、開票の監視の担当で良かったと思うばかりである。

 

そんな作業を1時間ほどしたところで、新聞社の方から「もういいよ。撤収しようという」という連絡が。あまり大きな音を立てぬよう会場を退出し、タクシーで新聞社へと戻った。

 

新聞社では、その場に着くなり名前を記入し、印鑑を押してお給料の1万円をもらった。日雇いの単発バイトで拘束3時間のうち実務が1時間、さらには弁当までついて1万円とは豪気なことである。これなら毎日選挙があって欲しいというのは不謹慎な願いだろうか。

 

それにしても、バイト数十人分の往復のタクシー代のことを考えると、なかなか大変な出費である。そこまでしても良いほど、新聞社にも選挙は金になるのだろう。あまり深くは考えないことにしつつ、少しだけあたたくなったふところを抱えて帰宅した。

 

総括

以前にも開票調査のバイトはやったことがありますが、楽な上に高時給なのでありがたいですね。選挙の開票時期には、市役所の側に雇われる開票補助のバイトもありますが、そちらは同じぐらい楽でも時給が少し安めですし(とはいえ、一般的なバイトよりは時給も良いのですがメディアと比べると……)。

 

ニートが選挙の出口調査のバイトに行ってきた話

 

それに私の場合は面接なども無く「ただ〇〇新聞社の方へ来てください」と電話口で言われただけでした。そういった意味では初めての日雇いバイトにもお勧めですが、これをバイトだと思うと、他のバイトがきつく感じてしまうかもしれませんし、そもそも求人自体が選挙の時期にしか出回らないので、なかなか入ることができません。

 

ですので、どうしてもやってみたいという人は、選挙前の1,2週間前ぐらいになったら、はたらこねっとLacottoあたりで探してみることをお勧めします。

 

ちなみに、たまに「選挙の立会人が不正をしているのでは」と言う方がいらっしゃいますが、開票補助もその調査もやった立場からすれば、ほとんど不可能じゃないかなと思います。私たちが見ているだけじゃなくて、選挙管理委員が間近で監視し、少しでも不審な動きをしたら声をかけてきますしね。1,2票ぐらいならまだしも、選挙結果を変えるほどはとてもといった印象です。余談でした。

 

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