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大阪の出張ついでに新喜劇を見て、肉吸いを食べてきました

旅行記

出張ですよ。出張。今度の出張先は、大阪です。

実は私、大阪は人生で2回しかいったことがありません。1度目は小学生時代のUSJ。2度目は大学院時代の大阪大学での学会です。正直、大阪を遊んできたというには、にわかが過ぎる経歴。

せっかくなので、今回は出張とはいえ本気で遊び倒してやろうと思い、入念なイメージトレーニングを行って大阪への高速バスへと乗り込みました。

 

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下調べなんてものはしません。初体験の感動が無くなってしまいますから。ゲームの攻略本を見るのは、苦労してゲームを一度クリアしてしまってからでいいんです。

名古屋―大阪間の高速バスは最安で片道2000円を切るのですが、かなり早くから予約しなければいけないのと、土曜日で割高だったので、今回は2600円のバス。最安値を知っていると、微妙に損した気分になってしまうのが残念ですが、仕方ないので我慢しましょう。3列なのに、バスの車内が若干狭いのも我慢しましょう。

 

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前日の徹夜のせいで、眠気は最高潮。大阪までの3時間は完全に爆睡してしまっていました。ゆりかごのごとく揺られ続け、着いたるは食い倒れの街大阪。今回は出張ということで、まずはパパッとお仕事を済ませます。私偉い。

 

仕事終わりにまず一番に目指したのは、なんば駅の「なんばグランド花月」。皆さんもご存じのこととと思います。そうです。あの吉本新喜劇が開かれるなんばグランド花月です。

 

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当然と言えば当然ですが、こちらでは「今来たから、そのまま劇を見られる」というわけではなく、劇のある時間のチケットを前もって購入しておく必要があります(ネットでも購入できます)。私が訪ねた時は、夜の分のチケットが残っていたので、とりあえず先に購入してランチの時間。

 

ランチは、テレビで吉本特集があるたびに何度も見ていた「千とせ」さんの“肉吸い”。

 

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「肉うどんのうどん抜きで」という、よしもとの役者さんの一声から始まった肉吸いですが、なるほどあっさりしたお出汁で、ガツガツ食べることができます。にしても、うどん屋さんでそんなネタみたいなオーダーを出来るメンタルはさすがです。

 

さて、まだまだ新喜劇が始まるまで時間があるので、なんば周辺をぐるぐるお散歩。色々な場所に行きましたが、中でも面白かったのは黒門市場。なんというか、イメージしていた“大阪らしさ”が一番色濃く溢れたエリアだったのです。

 

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軒先に並ぶたくさんの魚屋さん。みんなここで魚を買っていくのだろうなと思いきや、ほとんどのお店の奥にはテーブルと丸イスが並べられています。なるほど、現地で買って現地で食べるスタイルですか。

 

昼間っからさばき立ての魚をかっ食らい、お酒をあおる生活。しかも、おじさんだけでなくかなりの割合で女性も混じっている姿。まさに、私がイメージしていた通りの大阪!(偏見)

 

いや、でも真面目な話、都会の下町って雰囲気で良いですよね。私が住んでいる名古屋ではあまり味わえない空気なので、こういう雑多ながらも温かみのある雰囲気というのは地味に憧れだったりします。お腹が空いていれば私も参加したかったのですが、ここは断念。

 

とはいえ、長時間なんばエリアを散歩していると、そろそろお腹のほうも音をあげ始めました。晩御飯は、知り合いに勧められた「金龍ラーメン」へ。「大阪に行ったら、ここに行っとけ」と言われたので、グランド花月のお隣にある店舗へと突入です。

 

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600円のラーメンで、ご飯・トッピング食べ放題というリーズナブルなラーメン屋さん。本州にもこんなところがあったんだなあとしみじみです。なんというか、めちゃくちゃ美味いってわけじゃないんですが、近所にこういうこってり系のラーメン屋さんがあったら立ち寄っちゃうだろうなという気軽な雰囲気。

 

そんなラーメンをすすっていると、お客さんの一人が店員さんに向かって「ここはビール置いとらんの!?」という怒声を上げました。店員さんが置いてませんとコメントすると「ビールくらい置いとらんかい!」と続けて。

 

そして、お客さんがすっくと立ち上がったと思ったら正面のたこ焼き屋さんでビールを購入して、店内に持ち込み。さすが大阪!(偏見まみれ)

 

これが良いとは決して思いませんが、やっぱりこういうところまで含めて私の中では大阪です。色んな意味でごちそうさまでした。

 

ラーメンを食べている間に、そろそろ良い時間になりました。ニンニク臭い口を出来るだけ開かないようにして、いよいよお待ちかねの新喜劇へ。

 

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いやぁ、それにしてもこの開場前の雰囲気ってわくわくします。新人の芸人さんが、お客さんたちを捕まえて、「今日はどちらからいらっしゃいました?」「楽しんで行ってくださいね」と声をかけていくのもまた面白い。

 

そしていよいよ舞台の開幕です。これは私の誤解だったのですが、新喜劇ってそれ単体でやるわけではなくて、その前にいくつかの漫才や漫談が含まれているんですね。

 

ざっくりとしたオーダーで言えば、新人⇒話題の芸人⇒ベテラン⇒新喜劇といった感じ。最初の新人さんのころは、まだお客さんも笑い慣れていないので、拍手も笑い声もまばらなのですが、ベテランさんのあたりから、芸人さんが登場すれば自然と拍手が出て、ギャグを飛ばせば笑ってしまうようになっています。

 

ああ、これは確かに舞台なんだなと思わせる構成。そしてテレビでは味わえない生の感覚。子どものころにテレビの向こうで見ていた新喜劇の拍手の中に、今自分がいるわけです。「あのギャグはいつ出るかな」なんて、思わず目を見張ってしまいました。

 

舞台が終わった後も、しばらく放心状態。周りのお客さんも、「なんだかまだ終わったって感じがしないね」なんて感想を言い合っています。こういう余韻まで含めて劇なのかもしれません。また大阪に寄ることがあれば、絶対に新喜劇を見に来ることでしょう。

 

余韻冷めやらぬまま、動物園前駅のホテルへ。動物園前から天王寺駅周辺は、ほんの数年前まで大阪でもあまり夜は出歩かない方がいい、治安の悪いエリアなどと言われていましたが、今はそんなことは無いようです。

 

普通に女性一人でも出歩いていますし、危険そうな場所もありません。ちょっと脇道の住宅街は壁の落書きがひどくて、そちらに入る気にはなりませんでしたが、少なくとも大通りは普通に普通の大通り。

 

そんな動物園前で泊まったホテルはいつも通り、東横イン。最近は東横にばかり泊まっている気がします。ただ、今回いつもと違うのは、シングルが空いていなくてツインの部屋になってしまったということ。

 

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もちろん宿泊客は私一人。……新喜劇の余韻が今ここでキレイさっぱりなくなった気がします。キレイに並べられた2つの枕が余計に寂しい……。いいんです。明日の観光のことを思えば、まだまだ私は平気です。

 

ニンニク臭い口を歯ブラシで磨いて明日の観光を夢見る私なのでした。