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「いなやさん」で食べた名古屋名物うどんころで夏を感じてきました

ぶらぶら

皆さんは夏の名古屋名物と言われてなにか思いつくものはありますか?

 

味噌煮込みうどんなど、意外と冬に食べるイメージの料理が多くて、名古屋の夏の料理と言われてもパッとは思い浮かばないかもしれません。ですが、名古屋にもちゃーんと夏の食べものというのがあるのです。

 

その料理の名は「うどんころ(香露)」。耳慣れない名前かもしれませんが、夏の名古屋のうどんと言えばこれ。愛知県製麺組合によると、うどんころとは以下のようなうどんを指すそう。

 

香りの良いつゆを直接ぶっかけて食べる。茹でたてのうどんを水でさっと洗い、冷たい汁をかけただけのもの。薬味だけで、汁はたまり仕立て。

(中略)

主に名古屋市内の公設市場(今で言うならスーパー)の中にあるうどんや中華麺を売る店が、その場で食べてもらおうと作ったものが、元祖らしい!

出典: 愛知県製麺組合 ころうどん

 

名古屋のうどん屋で冷やしうどんを頼むと、たまにこの“うどんころ”が出てくるので、「名古屋のうどんのスープは味が濃いなあ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。それはきっと、うどんころだから。

 

今回は、この“うどんころ”が食べられることで評判の、地下鉄自由ヶ丘駅そばにある「いなや」さんへと行ってきました。

 

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昔ながらの食堂のような外観ですが、その中身も負けていません。こんなに食堂らしい内装のお店もそうはないでしょう。壁一面に張られた手書きのメニュー、ビニール袋をかぶせられた扇風機、そして壁時計に中央に置かれたテーブル。

 

完璧です。ザ・食堂。

 

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そんな昔ながらの食堂風のお店ですが、メニューは全て自家製の麺類のみ。うどん屋さんによくありがちなご飯もののメニューは一切ありません。

 

中華めん、きしめん、そば、うどん、ひやむぎと5種類のバリエーションこそあるものの、あとはそれを冷やすか温めるか、何をかけるか、量はどうするか、何をのせるかぐらいしか選ぶものはないのです。なんとも素朴なラインナップ。

 

その代わりと言ってはなんですが、全てのメニューは500円以下。ほぼ全てのメニューが400円前後で食べられるありがたいお値段設定です。

 

今回は、目的の「うどんころ大盛り(480円)」を注文しました。

 

すると、注文から30秒ほどで目の前にドンとハチのようにでかいお椀が置かれました。早い!そしてデカい!牛丼チェーンレベルの早さで、街の定食屋さんレベルのボリュームです。

 

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これがいなやさんの「うどんころ」。実質、濃いつゆがうどんにかけられていれば全てうどんころなので、トッピングは自由。こちらのものは薬味と厚揚げの比較的シンプルな具材のようですね。

 

まずはスープから一口いただくと、少し塩っ辛い。なるほど、うどんころはスープを飲むものではないのですね。

 

「でも、こんなに塩っ辛いスープでうどんまで塩辛くならないだろうか……」と懸念しつつ、うどんをずるずるっと勢いよく吸ってみたのですが、これが驚き。ものすごく美味しい。

 

太めのうどんとスープが絡むと、少し塩辛かったスープがちょうどいい塩梅になるのです。ちょうど、蕎麦を麺つゆに浸して食べる時の感覚にも似ているのですが、蕎麦とは違い、うどんの麺自体が太いので、濃いスープに浸かっているぐらいのほうが口の中でちょうどいい塩気になって混ざります。

 

生姜やネギの薬味と一緒にサッパリいくのも美味しいですが、厚揚げを汁に浸して食べるのも美味しい。うん、これは夏にぴったりです。個人的にはぶっかけや冷やしうどんよりも好きかもしれません。

 

このお値段でこのお味を味わえるなら良心的です。美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

ちなみに、こちらのいなやさんではうどんころ以外に麺を変えて、きしころ、そばころも味わうことができますし、味を変えて、かなり珍しい味噌ころを味わうことができます。個人的には、次回ぜひ味噌ころを試してみたいところです。

 

皆さんも名城線自由ヶ丘駅にお立ち寄りの際には、ぜひいなやさんでうどんころを食べてみてはいかがでしょうか。

 

以下にいなやさんの情報を記載しておきます。