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ボラバイト初めての農業体験はきつかったけれど、楽しい日々でした

バイトと副業

ボラバイトという名の有償ボランティアが始まりました。期間は月曜から土曜の6日間で、働く内容は農作業。都会の生ぬるい空気にさらされた私の体と心が耐えられるのかが心配です。

 

そんなドキドキ半分、不安半分の気持ちを抱えて宿泊先のペンションで待っていると、私が就業する先の2人の担当さんが車に乗って現れました。

 

この方たちが私のご主人様……ではなく、上司様なのかと平身低頭あたまを下げます。「どうぞよろしくお願いいたします。お手柔らかにお願いします」という願いを込めたのですが伝わったのでしょうか。伝わらないでしょうね。

 

そんな心配を胸に抱えながら私も車に乗り込み、現地の農園へと向かいます。どうやら話をうかがってみると、私の上司になるお2人は専業の農家さんというわけではなく、グループ企業の農業担当の方たちなのだとか。

 

企業のお名前は「奥美濃プロデュース」さん。トナーの再生など、いろいろな部門を持つ地域密着型の企業さんです。なるほど、農業をやっているのは農家さんだけではないのですね。企業も農業をすると話には聞いたことがありますが、てっきり農家さんのお手伝いとばかり思っていました。

 

 

そんなこんなで話すこと10分ほど。この6日間私の仕事場となる農園へ到着。こちらが奥美濃さんの農園だそうです。

 

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トマトのハウスが3棟、トウモロコシの畑が3つ、ミニトマトのミニハウスが1棟。そして天然の冷蔵庫が1つです。ハウスは綺麗に建てられているそうで、ほかの農家さんも「あそこのハウスは綺麗だからね」と言われるほど。

 

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正直なところを言えば、私にはハウスの美醜はわかりませんが、ほかの農家さんがそう言われるのであればそうなのでしょう。それにトマトが整然と並んでいる姿が美しいのには私も異論はありませんしね。

 

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そんなハウスをじろじろと眺めていると、仕事を申付けられました。このボラバイト期間中に指示された仕事はだいたい以下の通り。

 

  1. けじ取り(方言で"雑草取り"の意味だそう)
  2. トマトの誘引(トマトの育つ方向をヒモに沿わせて誘導する)
  3. トウモロコシに農薬をまく
  4. トマトの下葉の刈り取り&露出etc……(トマトに日光が当たるようにする)
  5. 追肥(肥料の追加)

 

特にきつかったのが、けじ取りと追肥。中腰の姿勢をキープする必要があるので腰も膝もやられます。運動不足の私の体にはクリティカルヒット。最初の3日間は、階段を上り降りするのすら手すりを使わなければ満足にできないぐらいの筋肉痛になりました。

 

洋式便所に慣れた現代っ子の足腰なんて所詮こんなもんです。和式便所で普段からガッツリ鍛えられてきたナチュラルボーン田舎っことは違うのです。

 

ちなみに、雑草をとる理由は病気の感染や虫の発生を防ぐためだそう。たった数日間ですが、奥美濃さんはとにかく作物の病気などに気を付けて、美味しい作物を育てることに真剣だったように思います。そしてその説明を聞きながら、筋肉痛の痛みに耐えることに真剣だった私。

 

でも、そんな筋肉痛で役に立たない私にも奥美濃プロデュースの担当者の方たちはとても優しく声をかけてくれました。

 

「あんまり無理するなよ」「ちゃんと水分補給はしろよ」「○○君がいたおかげで作業がはかどりました」

 

嬉しくて瞳から汗が零れ落ちそうになる言葉でした。額からはガンガン汗が出続けていますけどね。時には社長さんがポケットマネーでジュースやカップラーメンをおごってくれたこともあり、本当にこの現場で働けてよかったなと思う日々でした。

 

抜いても抜いても生えてくる雑草たち。誘引をしても翌日にはまた好き勝手に伸び始めるトマトetc……とたった1週間にも関わらず手を焼くことも多かった農園ですが、ここでの仕事は貴重な体験だったと思います。

 

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「8月になったらトウモロコシの収穫だし、9月にはトマトの収穫も続いている。まあ、また来なさいよ。というか、9月は絶対来なよ」という社交辞令なのか、若干言葉に本気度が含まれた誘いの言葉もいただきました。

 

まだ9月の予定はわかりませんし、肉体的に辛かった期間があったのも事実ですが、都合さえつけば、できるならまたここでお手伝いさせて欲しいですね。