読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

たった2時間で甲府市を満喫しよう!無計画に走り抜けた神社仏閣とワイナリーの旅

旅行記

東京から名古屋へ帰る際、朝の富士駅で立ち食いそばをすするオジサマを見て、ふと私は悩みました。

 

f:id:nyarumeku:20150730115756j:plain

 

「このまま浜松経由で名古屋へ帰ってしまうことは簡単だ。でも、それじゃあ寂しくないか? もっと旅をしたくないか!?」と脳内の松岡修造が熱く語りかけてきたのです。

 

そこで私は富士駅からそのまま北上し、山梨県へと立ち寄り、長野県を抜けて名古屋へと帰るというルートを選ぶことに。路線図で見るとこんな感じ。

 

f:id:nyarumeku:20150730113807p:plain

出典: railway.jr-central.co.jp/route-map/_pdf/entire.pdf

 

うん、意味が分からないですよね。私もざっくりと把握しているだけなので、とりあえず「ローカル線の旅をする場合は富士駅が分岐点になる」とだけほんのりと覚えておくといいかもしれません。

 

まあ、富士から名古屋を直通で行くルートに比べたら6時間以上のロスになるので、あくまで観光目的以外の人にはおすすめしませんけどね。

 

山梨県を経由した場合に名古屋へ帰宅するには、9時間以上の移動時間が必要になります。急ぎの旅です。私はさっそく朝の富士駅から身延線を北上し、山梨県の甲府駅へと向かいました。

 

f:id:nyarumeku:20150730011626j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011629j:plain

 

もうちょっと大きいかと思っていたのですが、意外と素朴な感じ。地方の中心地としては少し小ぶりなほうでしょうか。そんな駅から歩くこと数分、私がまず向かったのは「SADOYAワイナリー」。山梨と言えばやっぱりワインですよね。

 

f:id:nyarumeku:20150730011636j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011639j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011643j:plain

 

洋風の町並みでとても美しい造りのワイナリー。スタッフさんに聞いたところ、結婚式のチャペルとしても使えるのだとか。ただ、私が訪れたのは平日だったため、場内にはほとんど人がいない様子。

 

特に調べもせずに来たので、何か観光できるものはないかスタッフさんに尋ねたところ、「あと10分ぐらいでワインセラーの案内が始まりますよ。300円で30分ぐらいのツアーですがどうですか?」とのこと。

 

おお、それは渡哲也に船……じゃない渡りに船。せっかくなので案内をお願いすることに。しばらく待っていると専門のスタッフさんがワインセラーへと案内してくれました。

 

f:id:nyarumeku:20150730011646j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011651j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011654j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011657j:plain

 

中はひんやりと薄暗い様子。夏の炎天下でかいた汗もスーッとひいていきます。これだけでもここに来たかいがありました。

 

私はワインのことについて全く知らなかったので、食用ブドウとワイン用ブドウの違い、赤ワインと白ワインの違い、ワインの作られる過程、日本でワイン用のブドウを植える苦労など聞いていて面白い話ばかりでした。

 

特に面白い話が2つあって、1つは農業の文化差の話。本場フランスでは1メートルおきにブドウの苗木を植えるのに対し、雨の多い日本で同じ間隔で植えるとブドウの木が成長し過ぎて、逆に十分に成長できなかったため植える間隔を調整したそう。

 

もう1つはワインを浸透させるまでの話。当時日本人の間でワインを飲むという習慣が無かったため、最初は鉄分の補給できる健康ドリンクとして売り出したのだとか。SADOYAワイナリーのロゴに「甲鐡」と鉄の字が入っているのも、そのころの名残だそう。

 

こういう企業の歴史と風土が感じられるエピソードって良いですよね。

 

そんなワイナリーからまた駅にUターンした後は、タクシーを捕まえて甲府市の名所巡りに移ることに。甲府市と言えば武田信玄。そう、「武田神社」です。

 

f:id:nyarumeku:20150730011704j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011700j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011707j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011712j:plain

 

風林火山の文字が描かれた杯がなんとも美しい。武田信玄ゆかりの地とはいえ、けっこう素朴な印象の神社。こちらの神社は勝負事のご利益で名高いということで、新しく立ち上げる事業の勝利をお願いしてきました。

 

あと、ちょっとした誘惑に負けてすぐに観光に飛び出してしまう自分の心の弱さに打ち勝てるようにお願いしました。神に願う前に自分で克服しなさいという話ですが、まあ神様の手助けもあった方が良いに違いありません。

 

そんな神社を抜けて、次に向かったのは甲斐善光寺。善光寺と言えば長野県を思い浮かべる方がほとんどでしょうが、山梨にも武田信玄の建てた善光寺があるのです。

 

f:id:nyarumeku:20150730011719j:plain

f:id:nyarumeku:20150730011722j:plain

 

こちらの最大の見どころと言えば、日本最大の鳴き龍があるところ。日光東照宮などに行かれたことのある人はご存じでしょう。特定の場所に立ってパンと手を叩くと、まるで龍が鳴いているかのように音が反響する造りのこと。公式サイトによると、こちらが日本最大の鳴き龍になるのだとか。

 

また、撮影禁止なので画像はありませんが、境内の奥には「お戒壇廻り」という暗所恐怖症の人には恐ろし過ぎるスポットもあります。暗闇の中でカギを探しあてることで縁を結ぶ修行の一環なのだとか。本当の真っ暗闇ってあんなに怖いんですね。

 

参拝者が私一人しかおらず、真っ暗闇の中で完全な静寂に包まれたため、数分でもちょっと頭がおかしくなりそうでした。あくまで修行なのでライトを絶対に付けてはいけないとのことでしたが、確かにあれは精神修養の役に立ちそうです。興味のある方はぜひご自分の身で体験してみてください。

 

ちなみに、甲府駅前から武田神社→甲斐善光寺とタクシーで回って運賃は3,600円ぐらい。バスの便数もあまり多いわけではないので、私のようにあまり時間の無い方はタクシーを使うのも一つの手ですよ。

 

残念ながら、私の甲府市旅行はタイムリミットが来てしまったためこれで終了。有名な昇仙峡なども見てみたかったのですが、仕方ありません。今度は長野経由で名古屋への片道約6時間の帰宅の始まりです。

 

今回の旅行もじっくり満喫できました。さて、神頼みばっかりしてないで名古屋に帰って自分の仕事を頑張りましょうかね。