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田舎で家賃1万円で一軒家が借りられるはずがない!と思っている方が多いので、1万円の一軒家に住んだ体験談をご紹介

その他 商品レビュー 田舎

最近、ネット上で改めて都会と田舎の生活コストについての話が進んでいますね。

 

 

正直なところ、私は今回田舎の生活費がどうのこうのというお話をするつもりはありません。ただ、けっこういろいろな批判の焦点になっているもの一つとして、「田舎の一軒家を月1万円で借りられるわけがない」という話題があります。

 

まず、この批判に対して結論から言えば、確かに月1万円で一軒家は借りられます。ただ、この話はいろいろと触れておく必要がある前提がありますので、複数の体験談をベースにお話ししたいと思います。

 

家賃1万円の一軒家ってどんな物件?

実は家賃1万円の賃貸に住んでいたのは私の兄なのですが、兄はコネでその物件を見つけることができました。職場の上司から「ばあちゃんが亡くなって余っている家があるんだけど、そこに住まない?」と言われて引っ越したそう。

 

3LDKのお家に庭がついて、駐車場が2台分。この条件だけ聞いて、ある程度の都会で住もうと思うと、10万円は下らない物件でしょう。

 

場所は長崎市から車で20分ほどの山間。バスは1日2本だけという田舎ですが、意外と車があれば交通の便は悪くなさそうでした。少し大き目なスーパーや弁当屋さん、病院など日常生活に必要な施設もそろっています。

 

ただ、ここからが問題。

 

まず、ものすごく汚い。コネで入れてもらった物件なので、大家さんが掃除してくれるといったことはありません。大掃除とDIYは必須です。正直、「こんなところに本当に住めるのだろうか……」と絶句してしまったのは内緒です。

 

あとは、お隣に住んでいるおばあちゃんが日常的に遊びに来るという空間。まあ、これが苦手な方はそもそも田舎に住んでいても苦痛なだけだと思いますが、普通の家より余計にお隣さんと距離が近かったので、明け透けな空間だったようです。

 

ただ、こんな環境でしたが、兄は建築・電気・水道・板金といろいろな現場を経験した技術や資格があり、キレイ好きだったので、まるでリフォームしたての物件のようにキレイに仕上げてしまいました。

 

また、隣のおばあちゃんに子どもの面倒を見てもらえたり、食事を作ってもらえてラッキーだったと言っていました。兄は他人との距離が近くてもOKな人なので、まったく問題なかったようです。

 

家賃1万円は特殊な事例か?

ただ、こうした家賃1万円の事例は特殊なものなのでしょうか。

 

もちろん、珍しい事例であることに違いはありませんが、異常なほど珍しいというわけでもありません。実際、私の田舎では、「おじいちゃんやおばあちゃんが他界したから一軒家を1万円、2万円で知人に貸す」という話を耳にする機会が両手で数えるぐらいにはあります。

 

……まあ、それだけ誰かが毎日亡くなっているということです。

 

それはともかくとして、家賃1万円の一軒家と言っても、兄の住んだような古臭い家ではなく、非常にきれいなフローリングでもちろん駐車場付きという物件も少なからずあります。

 

ですので、家賃1万円なんてどんな古臭い屋敷に住んでるんだ!と批判されるレベルのものばかりではないということは知っておくと何か役立つかもしれません。

 

コネ以外で家賃1万円は見つかるか?

ただ、ここまでご紹介してきた事例はすべてコネで物件に住んできた話でしたが、コネ以外で家賃1万円の一軒家が見つかることはあるのでしょうか。

 

これに関しては、「見つからないことはない」というのが正確な答えでしょう。

 

やはり、こういった物件は圧倒的にコネや知人からの紹介によって見つかることのほうが多いです。なぜなら、不動産屋からすれば仲介手数料を取るほどの価値もなく、紹介したってデメリットにしかならないからです。

 

そのため、都会の方が「家賃1万円の一軒家なんてどこにも紹介されてないのに、そんなものがあるわけないだろう」と言われるのだと思います。

 

とはいえ、最近は土地が余っている時代。特に、田舎ではその問題も深刻ということもあって各自治体が空き家物件を格安で貸し出していたりします。田舎で物件を探すときは不動産屋のような民間だけでなく、自治体のような公共団体を利用することも重要です。

 

あとは、現地に行けないというのであれば、各自治体の空き家バンクなどの情報をネットで閲覧してみるとよいでしょう。必ずしも住みたい自治外が空き家バンクを公開しているとは限りませんが、普通に不動産屋を通すよりはかなり安い物件を見つけられるかと思います。

 

『田舎暮らしの本』などでもたびたび物件の探し方が紹介されているので、参考になる部分もあるかもしれません。

 

田舎暮らしの本 2016年 08 月号 [雑誌]

田舎暮らしの本 2016年 08 月号 [雑誌]

 

 

とはいえ、運よく見つけられたとしても、お隣さんや大家さんとのお付き合いは欠かせないかもしれませんけどね。

 

まとめ

ネットで話題になっている家賃1万円の一軒家。

 

決してそれが存在しないというわけではありませんが、住むのに制約はありますし、見つけるのもそれほど簡単というわけでもありません。

 

それを田舎のスタンダードにして語るのは間違っていますが、以上の話を聞いてみても、まだ住んでみたいと思う方がいらっしゃれば、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

 

運が良ければ、便利な環境の物件を見つけられるかもしれませんよ。